Xperiaではもはやお馴染みとなっている、cray_Dozeさん作のカスタムリカバリー CWM6-cDM v2.5 ですが、Android 4.3なXperiaでは/systemがマウント出来ないという現象が起きました。
いろいろ調べてみると、CWM起動時にtime_daemonという日時を取得するサービスを動かすのですが、Android 4.3では仕様が変わったのか上手く動作せず、/systemのマウント/アンマウントを阻害していたことが判明しました。
time_daemonの処理を省けば/systemをマウント出来るようにはなるのですが、そうすると今度は日付が2009年とかになってしまいます。(海外のカスタムリカバリーでは、実際にそうして対処しているものもありました。)
そんなわけで、time_daemonと同じ動作をするモジュールを自作し、CWMに埋め込むことでこれを回避することに成功(vfix初版)。
ところが今度は、タイムゾーンが上手く取得できない(日時が日本時間(JST)ではなく、グリニッジ標準時(GMT)になってしまう)現象が発生。これもAndroid 4.3でタイムゾーンのデータ形式が変わっていたことによるものでした。
そこで旧形式のタイムゾーンファイルをCWMに(厳密にはシステムに)埋め込むという、ある意味力技で回避することができました。(vfix2)
…とまあ、前置きが長くなりましたが、何とかAndroid 4.3なXperiaでCWMが動作するようになりましたので、紹介したいと思います。
CWMそのものの仕組みに関しては私も分からない部分が多いですので、何か訊かれてもお答え出来ないことがほとんどかと思われます。どうぞご了承下さい。